舌下免疫療法とは?

舌の下に治療薬を毎日置くだけ

スギ花粉またはダニが原因となるアレルギー性鼻炎の治療法として、平成26年から「舌下免疫療法」が登場しました。従来のような注射ではなく、舌の下に治療薬を毎日置くだけです。舌下免疫療法の治療期間は6ヶ月から約3年までさまざまです。舌下免疫療法は、5歳以上の小児の患者さんも治療ができます。

アレルギー症状を改善または抑える効果が期待できる

アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法は、即効性を期待するのではありません。長期的に正しい治療を実施することで、アレルギー症状を改善、または抑える効果が期待できます。舌下免疫療法の注意点は、アレルゲンを投与することから服用後にアレルギー反応がおこる恐れがあることです。また、アレルゲンとなる花粉の飛散時期を考えると、6月から12月に開始することとなっています。

花粉アレルギーイメージ写真

65歳以上の方、12歳未満の小児、妊娠・授乳中の方、重症の喘息の方、ステロイド剤や抗うつ剤、一部の血圧薬を内服中の方、口の中に傷のある方など、処方できない場合がございます。舌下免疫療法についての詳細は、診察時にご相談ください。