肺炎球菌感染症とは?

肺炎による死亡率は非常に高い

肺炎球菌ワクチン2019年3月撮影

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。肺炎による死亡率は、現在(平成312月)でも18%と非常に高い割合を占めています。死亡する肺炎の原因菌としては、もっとも多い原因です。肺炎球菌は、気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人のおよそ3~5%の高齢者の鼻や喉に菌が存在していると言われています。免疫力の低下などをきっかけとして、肺炎球菌が増殖することで気管支炎、肺炎、敗血症などを引き起こすことがあります。

ワクチンで予防することが可能

しかし、肺炎球菌感染症は、ワクチンで予防することが可能です。高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種が平成26101日から開始されています。高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用の公費補助額は市区町村によって異なります。よこかわクリニックのある吹田市の情報については、吹田市のホームページをご覧ください。 

よこかわクリニックは吹田市の協力医療機関です

なお、肺炎球菌感染症のワクチンは、季節にかかわらず一年中接種できます。ただし、免疫機能が低下している状態では、免疫形成されない可能性があります。治療中や治療後の方は接種のタイミングを検討する必要があります。くわしくは、診察時にご相談ください。